我が家に大きな変化があり、ブログがぱったり途絶えていました。その間に、ほっしゃんは小学校1年生、てんちゃんは年長さんになりました。我が家に起こった大きな変化とは、引っ越し!しかも県をまたいでの引っ越しでした。我が家の繊細ボーイズたち、新しい保育園と小学校に毎日楽しく通ってます♪ …んなわけない!!!
登園しぶり大爆発!
小さいころから不安高めなてんちゃん。 予想していた通り、登園しぶりが再燃しました。 「行きたくない!」「マミーから離れたくない!」 とのギャン泣きはもちろん、「怖いからマミー行かんといて!」と訴え、本当に恐怖におびえた表情をするようになっていきました。 私は母だからわかりました。 「そら、ママが一緒がいいよね~」レベルのしぶり方でないことが。 てんちゃん、本当に「不安で怖い」という感情と闘っていました。
しかもてんちゃんは年長さん。まだ小さい赤ちゃんで周りの状況をよくわかってなかったら、とりあえず先生に預けたら、泣いていてもすぐに目の前のことに気を取られて楽しく遊び始めてくれるかもしれません。でも5歳のてんちゃんは、それなりに記憶力もあるし、ある程度の見通しもたつし、今日無理矢理預けてなんとかなったとしても、明日登園しぶりがひどくなるだけです。
さてどうしたもんかな…と悩みながら、本当に試行錯誤したこの1か月でした。でも、今朝初めて、「マミー、保育園ちょっとだけ好きになってきたわ」と言いました。私が、こぼれそうな涙を必死で隠したのは言うまでもありません。5月のGWが終わった今、登園しぶりのお子さんの対応に悩まれているママ・パパたちがたくさんおられることと思いますので、今日は登園しぶりのお子さんへの対応方法のポイントについてまとめたいと思います。
子どもの「登園しぶり」はどう解決する?
まずは子どもの「行きたくない」気持ちをそのまま受け止める
どんな育児書にも書かれている、子どもの気持ちに「共感する」というアドバイス。簡単そうで難しい「共感」。具体的にどうすればよいのでしょうか?
子どもが「行きたくない」といって泣き始めたら、親御さんはよかれと思って、あんな楽しいこともあるよ♪こんな楽しいこともあるよ♪〇〇ちゃんが待ってるよ♪と、園のポジティブなことを列挙してしまいがちです。それがダメなのではありません。ただ、まずその前に、「子どもの気持ちを受け止める」ということが大切です。
「そっか、行きたくないんやなぁ」
子どもの訴えそのままを、否定を含まないトーンで繰り返してあげるのです。
「そら行きたくないよね~」は似ているようで違います。「行きたくない」に同調する必要はありません。ただ、「行きたくないんだね」と子どもの気持ちを否定せず受け止めてあげることで、子どもはまず「わかってもらえた」と最初のプチ安心を獲得することができるわけです。
行きたくない理由を探り対応する
子どもが「行きたくない」と訴えたら、「ママと離れたくないんだな」と単純に決めつけず、ほかに理由があるのか探ってみましょう。ただ矢継ぎ早に質問すると、「行きたくない」という気持ちを否定したのと一緒になってしまいます。ポイントは、子どもが行きたくない理由を明確にできなくても、解決を急がず、「そっか、よーわからんけど行きたくないんやな~」とそのまま謎のまま宙にうかせることです。
ただ子どもたちは、具体的にしんどいことがあるのに、それを「ママと離れたくない」「面倒くさい」などといった言葉に置き換えていることもよくあるため、そのまま放置するのではなく、大人の側で理由を探ることが大切です。その際に最も有効なのは、先生と連携をとることです。でも先生と連携をとるって、先生と何をどう話せばいいの?という親御さんも多いのでは?ここは大切なところなので、先生との連携ポイントをまとめます。
子どもが登園しぶりなら先生と連携しましょう!それって何をどうするの?
子どもが登園しぶりになったとき、先生に相談してみることをお勧めします。カウンセラーをしていると「こんなことで相談していいのかな?」「どう相談したらいいのかな?」と悩んでおられるママによく出会います。答えは、どんなことでも相談しましょう!です(笑)先生に相談し、必要な情報交換をし、そしてその情報を元に、具体的なプランを立てることが大切です。
お友達とのかかわりの様子や最近園で取り組んでおられる活動について聞く
お友達関係や最近園で取り組んでいる活動について聞いてみるとよいでしょう。苦手なお友達や活動があるのかもしれません。苦手としているお友達がわかれば、そのお友達と関わるときには、上手にかかわれるように先生方に間をつないでもらうよう依頼したり、もしくは当面はかかわりが少なく済むようにグループ編成を考慮してもらえないか聞いてみるとよいでしょう。また苦手な活動がわかれば、無理に参加せず、しばらく見学するのもよいでしょう。苦手な活動が得意になることよりも、子どもたちの心の中に「安心感を育む」ことを優先しましょう。
「一見うまくやっている」姿だけで安心しない
また、ここでひとつ忘れてはならないのは、先生から見たら、問題なくやっているように見えても、実は本人は不安に感じていることがあるということです。
先生の指示がいまいちわかっていなくて、不安いっぱいで過ごしていることがあるかもしれません。そういう場合は、指示の出し方を工夫してもらったり、本人がわかっているか確認してもらうことが有効かもしれません。見通しが立っていないことによる不安は、大人が見通しを立ててあげることで、不安を軽減させることが大切です。
我が家のてんちゃんはこのタイプだと思います。あんまり話を聞いてなかったり、聞いていても理解力がまだ乏しくて、何をするのかよくわかっていないことが多そうな気がします。わかってなくても、なんかなるさ~と思える性格のお子さんだったらそれでもなんとかなりますが、てんちゃんの場合は、見通しがたたないととっても不安になるタイプ。だから不安が一気に募ります。だけど自分から、先生わからない!と言えなかったり、不安な中、必死で周りを見て動いているもんだから、先生から見たら、一見、「みんなの真似してついてこれてますよ~」となる。だけど、それっててんちゃんの不安が解消されたわけではないんですよね。必死で必死でついていってるだけで、安心感はまったくない。だから、「もう何するかわからんから怖いし行きたくない!」となってしまいます。
また「過剰適応」という言葉があります。その場に適応しようと過剰に頑張りすぎて、しんどくなることを言います。そういう子供たちは、ちゃんとその場に適応していて、活動にもついてきているので、これまた先生から見たら、問題なく見えます。しかし本人は頑張りすぎて疲弊していて、登園拒否などにつながります。発表会や運動会の行事の直前は、練習が佳境に入り、頑張りすぎるタイプのお子さんは、エネルギー切れになることがよくあります。そんな時は、練習を休ませてあげましょう。
朝だけの短期決戦にしない。時間をかけて、気持ちを育てる
もうひとつ大切なのは、朝に、子どもが「保育園行きたくない~」となってから対応を始めないということです。朝はママもパパも忙しい!タイムリミットのある中での対応は、やはり限界がありますよね。しかも、子どもが泣き叫んでからでは、もう何を言っても、子どもの耳には届きません。なので、夜寝る前や、週末ゆっくり過ごしているときなど、日ごろから、園のことを話題にし、心の準備をしてあげることが大切です。楽しかった園での出来事、やさしかった先生、うれしかった出来事、おいしかった給食、昨日頑張ってすごかったこと、園に咲いていたきれいなお花、どんな話題でもポジティブなことなら大丈夫です。おだやかな安心できる時間に、園での楽しかった出来事を思い出すことで、「園」と「安心感、ほっとする気持ち、楽しい気持ち」をつなげていくのです。
月曜日は出勤で、絶対に保育園に行ってもらわないと困る!という週末。てんちゃんと遊びながら、寝転びながら、ご飯食べながら、たくさん園の話をしました。たのしそ~に、ゆ~ったりと。あと、「月曜日からてんちゃん保育園頑張っていってくれるおかげで、マミーがお仕事行けるから、今日はてんちゃんの大好きな〇〇しよう!てんちゃんの大好きな〇〇たべよ~!」などと、てんちゃんは頑張って保育園に行くんだという気持ちを、少しずつ育んでいきました。誘導ですかね(笑)
まとめ
今日は、子どもが登園しぶりしたときに、まず今日からできることについてまとめました。愛しいわが子がギャン泣きしてしがみついてくるのを、押し返さないといけない気持ち、後ろ髪惹かれる気持ち、「マミー!!」と泣き叫ぶ声が聞こえていくのに去っていかないといけないことに胸がはりさける気持ち、この道は正しいんだろうかと悩む気持ち、私も経験してきました。なので、そんな気持ちで毎朝を過ごしているママたちをサポートしたいという気持ちでいっぱいです。
今回のてんちゃんの登園しぶりは年長での出来事なので、ギャン泣きするてんちゃんを置いていくと、さらに事態が悪化すると私は予測しました。そのために今日お伝えした、「登園しぶりの基本的な対応法」に加えて、さらに試みたことがありました。次回、それについてシェアさえていただきます。よければそちらもご覧ください。
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