おちんちん連発幼児期こそ性教育を始めよう!心理士ママお薦め本3選

おすすめ本


我が家のほっしゃん(年長)とてんちゃん(年中)、毎日毎日、「おちんちん」「おしり」「うんち」「おなら」連呼し続けています。成長過程で誰もが通る道~♪と思って眺めてはいます…が!!きっと今こそ、ボーイズたちに、性教育を始めるチャンス!と思って少しずつ開始した我が家。だけど、結局何を子どもに伝えたらいいのか、自分があんまりわかってないことにすぐ気付き、おうち性教育が停滞していました。

そんな中、先日こんなことが…。ほっしゃんとてんちゃんと久しぶりに日本のテレビ番組見ていました。たまたまつけた番組で、男性お笑い芸人数名とアイドルなのか、とにかく綺麗な女性数名が、街ぶらして、食べ歩きする…みたいな番組でした。最近、ディズニーチャンネルとかばっかり見てたので、めちゃくちゃ久しぶりに日本の番組つけて、「うわ〜、やっぱいいわ〜♪」と思って見始めた日本生まれ日本育ちの私。がしかし、見始めてわずか1分くらいで、めっちゃ嫌な気持ちに突き落とされました。

みんなでアイスクリーム食べてるシーン。男性芸人が、その女性の1人に食べさせて〜とお願いし、女性が男性のアイスをもち、セクシャルな感じで食べさせてもらうという笑い。やらされた女性もキャッキャっ笑ってる。

なんかとても不愉快な気持ちになってしまいました。彼女でもない女性を公の場で性対象のように扱っていいという感覚、扱われてもヘラヘラ笑って受け入れている女性。こういうシーンから、偏った「性役割」「性対象」「性差」の感覚を子供たちは獲得していってしまうんじゃないの?!お昼間の、家族で見るようなバラエティ番組で、あのシーンはおかしいという感覚なく放送している日本ってどうなんだ…?なんかひっかかった私。ボーイズは、何の反応もなくぼーっと見続けていましたが、こんなものに触れてたらやばいやん!!!やっぱりちゃんと「おうち性教育」していかなあかん!と思い直した次第です。

知ってますか?!遅れすぎている日本の性教育

日本の性教育は、海外と比べると、遅れすぎだということご存じですか?ユネスコが2009年に作成した【国際セクシュアリティ教育ガイダンス】では、性教育の開始年齢は5歳と書かれています。それなのに、日本では、5歳どころか、小学校なっても中学校なっても踏み込んだことは何も教えてくれません。西洋諸国だけでなく、同じアジアでも、韓国や中国ではもっと積極的に教えているらしい。

その一方で、世界のポルノの約6割は日本で作られていて、日本は「性産業先進国」と言われているらしい。なのに、性教育は遅れている…。悲しすぎる現実。

だから!!!誰も教えてくれない「性教育」をちゃんと子供に伝えられるのは本当に親だけなんですよね。ましてや、ネットが幼少期から身近に存在し、性情報に簡単にアクセスできる現在だから、私がちゃんと性教育していかないと、ボーイズたちは偏った情報・偏ったイメージで大きくなっていってしまう。

ボーイズは6歳と4歳。ちょうど世界標準では、今始めたらいいらしいからね。

性教育が大切な理由

性教育って、実はとても大事。単に思春期の発達の話や妊娠・避妊の話だけではなく、自分の尊厳、ウェルビーイングに関わってくることです。親として、子どもを守り、かつ子どものウェルビーイングを望むならば、性教育は避けてはいけないことです。

性教育が大切な理由を3つにまとめました。

  • 性被害・性的トラブルから子どもを守るため。被害者にも加害者にもならないために。
  • 自分の性や体に対して肯定的にとらえられるようになり、自己肯定感が高まる。それは、自分も他者も大切にできる人間になる基盤となる。
  • 正しい知識により、低年齢での性体験・中絶・妊娠のリスクを回避できる。

自分を振り返っても、ちゃんとした性教育を受けず、よくわからないまま大人になったなぁと感じます。ちゃんとした知識がないから、子どもにも何をどう教えたらいいのかわからない。だから、子どもに性教育を始めようと思ったら、まずは親の知識のアップデートが必要です!その上で、子どもに正しい性教育を始めたいものです。

性教育に役立つ本3選

わが子に性教育を始めるにあたって、いろいろ本を読んだので、その中からおすすめ本をご紹介いたします。

親の性教育の知識アップデートにおすすめな本

おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方

いろいろなところで今話題の本。まじでまじでまじでいいから、絶対読んでほしい!ママにとっては、男の子の性教育ってめちゃ難しくないですか?私、すでに、子どものおちんちんの扱い方がわからず、どうしたらいいの???ってずっと思ってたことが、この本にちゃんとわかりやすく書かれいました。で、やっぱり思いました。なんで、これ、学校とか出産した病院とか、市の保健師さんとか、どこかで誰かが教えてくれへんかったん??って。ぜひ読んでほしいです。ほんとに自分の知識がアップデートされていく感じがします。「性教育」の定義が変わります。漫画なので、家事・子育て・仕事で忙しくて、本なんて読む時間ない!読んでもすぐ寝落ちや!というママにめちゃくちゃおすすめ。長らく本を読めていなかった私でも一瞬で読めました。漫画やからって、内容は浅くなく、ほんとに学べる本です。

【幼児期向け】性教育を始める時におすすめ本

①「だいじ だいじ どーこだ?」

幼児期の子どもに自分の体の大切さ、プライベートゾーンのことなどを教えてくれます。毎日欠かさず絵本を数冊読むボーイズですが、この絵本はインパクトがあったみたいで、これを読んでからは、「プライベートゾーン」という言葉が、しっかりインプットされ、日常生活の中でよく出てきます。それってとても大切なこと。性教育は特別な、触れにくいトピックではなく、日常生活のあちこちに関わってくることだから。性教育のはじめの第一歩にぴったりな絵本です。

②「おちんちんの絵本」

こちらも、男の子と女の子の違いやプライベートゾーンのこと、また自分は愛される存在としてうまれれてきたんだという大切なことが書かれています。さらに、防犯や妊娠・出産についても書かれており、子どもとこうしたテーマについて話し合う良いけっかけを与えてくれます。実際、我が家のボーイズは、防犯について書かれたところにくると、「えーじゃあ〇〇の時はどうしたらいいの?」「じゃあ〇〇の時は?」とたくさん質問してきました。中には、私が確かにそこまで考えてなかったな…というようなことまで質問され、あーこういう具体的なことを子ども達とちゃんと日ごろから話し合っておかないといけないなという気づきをもらえました。

まとめ

子育てをする中で、私が本当に大切にしたいと思っているのは、自己肯定感を育むこと。そこにはいろんな方法があって、この「性教育をする」ということが、こんなにも自己肯定感とつながっているのだというのが私にとっては新しい学びでした。そして、冒頭のアイスクリームのシーンのように、日ごろ、その場のノリや雰囲気で流してしまい、ゆがんだことを子ども達に伝えてしまっていることがないだろうか…と自分を振り返る機会にもなりました。そして、まさか性教育の本を読んで、そんなこと思うと思ってなかったんですが、「子どもにちゃんと愛情を伝えられているだろうか…。明日は今日よりもっと伝えよう」と思わせてもらえました。うん、明日は、ちゃんと子どもに伝わる形で、今日よりももっともっといっぱい愛情を伝えようと思います。

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